本文までスキップする

Information
お知らせ

大栄環境株式会社・資源循環システムズ株式会社・株式会社八木熊・ユニアデックス株式会社の4社が運営するiCEP PLASTICSリサイクルトータルコーディネートサービスにて、建設現場の廃プラスチックのマテリアルリサイクルに向け、大和ハウス工業株式会社の非住宅施設建設現場の廃プラスチックを着工から竣工まで時系列で把握する組成調査と、マテリアルリサイクル可能なプラスチックの選定を実施したことをお知らせいたします。

1.背景

建設業は廃プラスチックの排出量が多い産業であり、特に非住宅建設廃棄物は混合状態で排出されることが多く見受けられます。その結果、多くの廃プラスチックが焼却・埋立処分され、リサイクルへの取組みが進んでいないのが現状です。

iCEP PLASTICSは、大栄環境・資源循環システムズ・八木熊・ユニアデックスの4社により動静脈企業が一体となった廃プラスチックのリサイクルトータルコーディネートサービスを提供しております。このたび、多様な建造物を建設している大和ハウス工業とiCEP PLASTICSの協働により、非住宅建設現場廃プラスチックのマテリアルリサイクル率向上に向けての取組みが実現いたしました。

 

2.実施内容

着工から竣工までに発生する廃プラスチックの組成を調査し、時系列で排出量と排出内容を確認しました。排出内容を踏まえ、品目ごとにマテリアルリサイクルの可否と、建設現場で活用可能な具体的な製造アイテムの検討を行いました。その結果、リサイクル可能な対象品目は建設現場で利用される建設土木保安品等へのリサイクルが可能であることがわかりました。

(案件概要)

施工現場:大阪府 葬儀場

工期:2023/11/21~2024/4/15

対象廃棄期間:2023/11/21~2024/3/26

廃プラスチック総重量:1,014.6㎏

全14回の搬入物を調査員にて品目ごとに選別し、材質・重量を測定

(調査結果イメージ)

廃プラスチック発生量の着工から竣工までの時系列推移

廃プラの品目別マテリアルリサイクル可否カテゴリの割合

 

(建設現場で利用されるリサイクル製品例)

バタ角/三角コーン/車止め

3.今後の取組み

本取組みにより得られた結果を踏まえ、マテリアルリサイクル対象の廃プラスチックの更なる選定、建設現場で利用できる再生材製品の試作、建設現場と中間処理施設での分別・保管手順の整備などの実証を行い、建設現場でのリサイクルループ構築を進めてまいります。

資源循環システムズ株式会社は、iCEP PLASTICSを通じて、顧客企業の廃プラスチックの循環促進に寄与するとともに、現在開発中である資源循環プラットフォーム「iCEP」により、あらゆる動静脈企業の連携を促し、廃棄物が資源として循環する社会プラットフォーム構築に向けて取り組んでまいります。

参考:iCEP PLASTICS (https://icep-plastics.rcs-dx.jp/)

大栄環境株式会社、資源循環システムズ株式会社、株式会社八木熊、ユニアデックス株式会社の4社により、各社の強みを活かした​廃プラスチックの回収・再生樹脂化・成形加工・製品化をワンストップで提供し企業のリサイクルスキームの構築を支援

■本リリースに関するお問合せ先

資源循環システムズ株式会社 ディレクター 松田

Mail:info@rcs-dx.jp

 

 

この記事をシェアする